2013年2月22日金曜日

言葉の壁~language barrier~

ブログ、1年以上放置していました…。

放置していた間、何をしていたかというと、
自宅でフリーランスの仕事を始める、妊娠、出産、引越、など……。
いろいろありました。

日々、いろんなことが起き、ブログに書けそうなネタはたくさんあります。 
でも、目まぐるしく過ぎていく毎日で、
なかなかゆっくりブログを書こうという時間がとれないんですよね……。

暇で時間を持て余すよりは良いかもしれませんが。

そんな中、急にまたブログを書きたくなったので、気まぐれで更新します。

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★言葉の壁を感じるとき

3年以上暮らしていても、英語のコミュニケーションには壁があります。
「言葉の壁」は、英語で「language barrier」というらしいです。
特に、電話。

保険会社や病院とのやりとり、その他、お金が絡むことは特に緊張します。
こちらが失言すると、不利な方向に話を持っていかれる可能性もあります。

オペレーターになまりがあったり、ボソボソ話す人だったり、 やたら早口な人だと、
全然通じなかったりします。 

数日前も、落ち込みました。
こちらから病院に電話をしたのですが、一瞬頭が真っ白になり、 全然言葉が出てきませんでした。
用件を言うのに、何度も言い直しました。
「あ…えっと…いや…あの…」 みたいな感じで。
相手のイライラが伝わってきました。
「早く言いなさいよ~」っていう無言のプレッシャーです。

「○○部署の留守電にさっきメッセージを残したんだけど… (その内容に間違いがあったから、訂正したい)」
と、言うつもりが、
括弧の部分を言う前に、

「留守電に残したなら問題ないわよ、じゃあね」
と返されました。

いきなり「じゃあね」と言われて、
「あ。じゃあね」 としか言えませんでした。

結局、当初の目的である
「訂正した内容で留守電を残すこと」は達成されませんでした。 

あ~、なんでちゃんと言えなかったんだろう!
なんで「じゃあね」なんて言って電話を切っちゃったんだろう!

こういうとき、自己嫌悪、胃がムカムカするような気分の悪さ、心にしこりが残ります。
自分でも、その電話でストレスが溜まったのがわかっているので、
しばらく、「あーーーー!!!」「あーーーー!!!」と大声を出してみました。
これでストレスが軽減してくれればいいのですが。

数分間もやもやして、
「やっぱり英語で電話なんてかけたくない…電話大嫌い…」とかモゾモゾしてました。

でも、考え直すことにしました。
私の夫は英語の電話が大嫌い。かけない。いつも私にかけさせます。
夫がかけないといけない電話でも、私にかけさせて、「本人じゃないと話せない」とか言われて、
結局私が困るだけだったりします。

だからこう思うことにしました。
夫もかけられない電話を、私は頑張ってかけている。
うまく伝えられないこともあるけど、3分の2くらいの割合で電話は成功するし、意思疎通ができている。

電話をかけることすらできない人に比べたら、私はなんて偉いんだろう!!!!
自分で自分をほめまくることにしました。(口には出しませんが、あくまで心の中で)

あ~偉い。
あ~偉い。
なんて偉いの。私ってすごい。

そうしたら、少し心が軽くなりました。

「○○が出来なかった」というマイナス評価ではなく、
「○○が出来た」というプラスの評価をすれば、多少は心が軽くなるようです。
(上記の失敗の電話をする前に、別件で英語の電話をかけていて、そちらはなんとかなったので)

3年前まで、英語で電話なんて出来なかったんだし~。
ていうか、英語しゃべれなかったんだし~。
高校の時の英語のクラス、一番下のレベルだったし~。
しかも私、ただの主婦だし~。
普段しゃべる相手は、1歳にもなってない赤ん坊だし~。
なのに、電話かけたね、偉いね、頑張ったよね~。

と、自分で励まし。

渡米して最初の1年くらいは憂鬱なことが多かったです。
日常の些細なことで悲しくなったりするし。
2年目~3年目で多少自信がついてきたかな?と思いましたが、
今回この電話で、こんな些細なことで、またガラガラと自信が崩れ去っていくのを感じました。

もともと英語好きだったり英語得意な人は別だと思いますが、
普通の日本人がいきなり海外に住むとなると、
こういう経験を多くするんじゃないかなと思っています。


★★ちなみに★★

優しく親切な人というのは、何も言わなくても、
こちらが英語が苦手だということはすぐに察してくれます。
ゆっくり話したり、簡単な言葉を使ってくれます。
その後の対応も、【比較的】信頼できます。

早口だったり、ボソボソ話す人は、結局のところ、
相手の立場で物事を考えられない人だと思います。
こちらが「ゆっくり話して」とかお願いしても、何も変えません。
基本的に仕事が出来ない人のようで、そういう人とは意思疎通をしようとしても、
結局無駄骨だったりします。
(お願いしたことも結局やってもらえなかったり……)

これは、言語に関係なく、人格の問題と言えますね。

でも、平均的な日本人のカスタマーサービスの品質とアメリカの品質を比べたら、 
雲泥の差であることは間違いないと思いますが。
(電話の対応が良くても、お願いしたことをやってもらえないことが多々あります。
日本の基準で考えていると、「なんでこんなに仕事できないの!」って、驚きます)

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